2010年8月3日火曜日

シモツケコウホネ絶滅危機

 8月2日雨の中、東武日光線下小代駅からほど近いシモツケコウホネが咲く里へふたたび立った。立ったものの様子が一変していたので驚いた。田畑の区画整備事業のことは「シモツケコウホネと里を守る会」の会員だから当然知ってはいたものの、何しろこの時期なら相当数のコウホネの可憐な花が見られるところ水面から出た花は3本、水中に5本と数えるほどだった。雨で水量が多いこと、また全区画を見てないので総量は推測するしかないが、守る会の柴田さんの話では水の綺麗な証でもある梅花藻も今では流されてしまって無くなってしまったとのことだった。愕然とした。
 今後コウホネを守るために私たちは一体どうすれば良いのだろう。世界にここにしか確認されていない「シモツケコウホネ」。日本で唯一、国の特別史跡および特別天然記念物の二重の指定を受けた新種シモツケコウホネ。コウホネ自体は日本各地に生息するが何がそれらと違うか。まず茎の色、一般的には緑色だがここのコウホネは褐色。花は濃い黄色で花芯は山吹色だ。また、河ワカメと言われるように葉は常に水中にあり水上に出ることはない。色は褐色でちょうどワカメのようだ。今回この窮状をつぶさに見て、私は何とかすべく私なりに最大限努力してみたいと考えた。なぜならこのコウホネは私たち人間が生きるに際してのひとつの環境バロメーターだと考えているからだ。





周囲の環境は良い